『あなたの幸せを広げる10の法則』第二の法則  純粋潜在力の法則

純粋潜在力、「純粋に自然と備え持っている力」
これを、「真我(しんが)」とか「ハイアーセルフ」といい、
悟りを開くとか、覚醒することにつながります。

あまり難しいことは書かずに、
日々を楽に生きることに焦点を当ててみましょう。

花と種を例に説明しますね。

ユリの種が、旅をします。

種は、いろんな場所で、
他の草花と自分とを比べてばかりいました。

旅先で、
桜を見てうらやましく思い、
チューリップになろうと努力し、
タンポポの種のように風に吹かれて飛び立ちたいとジャンプしてみる。

そして、みんなの素晴らしい才能にばかり目がいき、自分と比較するのです。

自分には何も取り柄がない。
ダメな小さな黒い粒なんだ。
そんなふうに悲観にくれてしまうのです。

そうして旅を楽しめなくなった種は、
早々に、故郷の森に帰って休むことにしました。

戻りついた古里に安心したのでしょう。
旅の疲れがあったのかもしれません。

種は日当たりが良くて風が気持ちいい大地に腰を下ろし、
静かに眠りにつきました。

そうしてしばらくすると、
体が割れて、芽が出て根っこが生えてきたのです。

「あらあら、どうなったの?」

もう動けません。
はじめは動揺しましたが、
開き直って自分の変化を眺めて楽しむことにしました。

美しいユリの花が開いた時、本当の自分に気付いたのです。

自然に任せて……持っている力を信じていれば、
美しいユリの花が咲くのです。

桜は桜。
チューリップはチューリップ。
タンポポはタンポポ。

そして、ユリはユリ。

   ☆  ☆

種は、才能の宝庫なのです。

他者との優劣に暮らすと、
本来持っている才能は閉ざされてしまいます。

誰かの価値観、社会の一般論が、
あなたの判断を曇らせてしまうからです。

自らに備わっている能力は、
内面を静かに観ることから気づくのです。

(じっくりとあなたのこころを開放する時間や場所が重要になるのです)

常日頃から、可能性を信じて
明るくふるまっていたほうが楽しいでしょう。

じっくりと待って、
純粋なあなたに気付けば、必ず幸せになるのです。

日ごろあなたは、自分にこんな言葉をかけていませんか。

「急ぎなさい」
「がんばりなさい」
「休んじゃいけない」
「完璧でいなさい」
「我慢しなさい」
「肩書きがなければ」
「幸せになる資格はない」
「ど・う・せ・無・理」

それは、あなたの希望に蓋をしてきた言葉ではありませんか?
  ☆  ☆

人生を楽に生きる四つのコツというのがあります。
純粋潜在力を発揮する手がかりにしてください。

・言いたいことを言う。
・聞きたいことを聞く。
・やりたいことをやる。
・嫌なことを断る。

思いっきり、わがままでいい。

自分の好き嫌いを明確にしてどんどん選択してみてくださいね。
「わたし、これが好き~」(無邪気にそう言ってください)
そして、いらない価値観は、捨ててしまえ~。
  ☆  ☆

わたしたちは、宇宙意識とつながった存在なのです。

今を感じていればいいのです。
あなたから純粋にあふれてくる喜びを。

『純粋潜在力の法則』を信じて行動すれば、
周囲の人を魅了し、幸せを引き寄せるでしょう。

純粋なありのままのあなたでいれば、
創造的思考を生み出しますし
本当の癒しをもたらすことになります。

好きなことを選び続けることは、
願望を意図し続けていることになります。

最後に、この法則を取り入れるにはどうすればいいかを書いておきますね。

①沈黙や瞑想を行うこと。
②比較や判断をしないで心を平安にすること。
③自然に触れること。

ただ素直になって実践あるのみです。

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